手の届かないもどかしさ

■PRIDE GRAND PRIX2005
◆ミドル級トーナメントリザーバーマッチ
中村和裕○vs●イゴール・ボブチャンチン(2R判定) グラウンドで終始中村優勢、ボブチャンチンは中村に技を決めさせないものの、ロシアンフックは鳴りを潜めイイ所なし。
◆ミドル級準決勝
マウリシオ・ショーグン○vs●アリスター・オーフレイム(1R.KO) 前半アリスターがフロントチョークを決めかけるなど優位に立つ、しかしグラウンドでショーグンが上になると徐々にアリスターはスタミナ切れ、最後はマウントポジでタコ殴り。
◆準決勝第二試合
ヴァンダレイ・シウバ●vs○ヒカルド・アローナ(2R判定)犬猿の仲のブラジル人同士対決。1R、シウバがバランス崩して倒れアローナが上になり、グラウンドから殴る殴る。2R、スタンドでの間合い地獄。最後タックルを食らいシウバが倒れ、また上からアローナが殴る。無敗ZETTAI王者シウバ敗れる。
スペシャルワンマッチ
吉田秀彦○vs●タンク・アボット(1R.片羽絞め) いきなり吉田が左ハイキックを繰り出し、ケンカ屋アボットの顔面に当てる。アボットが上になるもガードポジのまま動きなし。スタンドになり吉田がパンチを当てグラつかせ、四点ポジからヒザを繰り出した後、背後に回り絞め技、タップを奪う。
◆ミドル級決勝
ヒカルド・アローナ●vs○マウリシオ・ショーグン(1R.KO)いきなりジャンピング回し蹴りを繰り出すショーグン。打撃で効かされ苦しくなりテイクダウンに持っていこうとするアローナだが、ショーグンの腰は重い。逆にアローナが倒される。グラウンドでもアブダビコンバット(寝技)王者のアローナからあっさりサイドポジを奪うショーグン。アローナが寝転んだ状態で、ショーグンが上から踏み付け、パンチ。アローナ失神KO、兄弟子シウバの仇討ち。新王者誕生。
◆PRIDEヘビー級タイトルマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードル○vs●ミルコ・クロコップ(3R.判定) ロシアの自然の中で強くなってきた無敗の皇帝ヒョードル、ジムでサイボーグのように計算されたトレーニングを積んできた一撃必殺のミルコ。打撃好きな僕は、ずっとこの対戦を楽しみにしてました。1R、スタンドでは、常にヒョードルがドンドンと前に出ながらプレッシャーをかける。ミルコはカウンター狙い。ミルコの左のパンチでヒョードルグラつき鼻血を出すもテイクダウン。ヒョードルの得意なグラウンドパンチ。ミルコが下になって防戦。2R、スタミナ切れたミルコ、スタンドでもヒョードル優勢。テイクダウン、ヒョードル得意なポジ。3R、2Rのリプレイな展開。結局ミルコが下になった時に技が無く防戦一方になるしかないから、何度やってもこの結果かな。やはり、ドラマ性のある人生のミルコに感情移入してしまうが、世の中そんな甘いもんやない。